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監視カメラ用ストレージについてお客様への監視カメラ関連コラムをご紹介します。

本ページに記載された技術情報は記事が出稿された時期に応じて推奨システムに対する考え方や実現方法が書かれています。
したがって、最新技術でのシステム構築を前提とし、この情報を利用する場合、その記事が時代に沿わない内容となる事もありますので予めご了承ください。

 

監視カメラ用のストレージ選択は慎重に行っていただく必要があります。まず第一に通常のファイルサーバはお使いになっている方はお分かりだと思いますが、ユーザが休んでいる時間帯(夜間、休日)は動いていませんし(ウイルスチェックなどのバッチジョブがスケジュールされている場合は除く)、常にディスクにアクセスされているわけではなくユーザが作業開始時にファイルを開く時と、最後にファイルを保存する際に動きます。一方で監視カメラは24時間365日画像を取得しているので休む暇がありません。またファイルサーバは一般的には書き込みより読み出しが多く発生しますが監視カメラデータは有事の際は再生されますが、基本的には常に書き込みです。アクセスパターンについてファイルサーバはランダムに読み書きされるため監視カメラのようなシーケンシャルな書き込みより過酷と思われがちですが、通常監視カメラは多台数が接続されるのでストレージからみるとマルチストリームのシーケンシャル書き込みとなり、結果的には規則を持ってはいますがランダムに近い使われ方となります。

 

また、ファイルサーバはシステム室をお持ちのお客様であれば空調の効いた場所に設置していただけますし、仮にそういった設備がない場合でも居室(デスクサイド)などある程度温度、湿度ともに管理されています。一方監視カメラのストレージは場合によっては温度、湿度、振動、ほこりなどに関して劣悪な環境に設置される事も多々あります。 また設置される場所によってはメンテナンスが非常に困難となりますのでより壊れにくくなくてはいけません。

 

以下にまとめます。

 

  ファイルサーバ 監視カメラ用ストレージ
実稼働時間 ユーザが働いている間 24時間365日
読み書き 読み出しのほうが多い ほぼ書き込み
読み書きパターン ランダム 規則性を持っているがランダムに近い
設置環境 良好 場合によっては温度、湿度、振動、ほこりなど管理されていない場所
メンテナンス し易い 場合によっては困難
コスト感 性能や機能など満足するならば多少高価でも もしかしたら一度もプレイバックしないかもしれないものにコストはかけられない。余分な機能にコストはかけられない。

 

ニューテックがご提供している監視カメラに特化したVessA、VessRシリーズはこれらの問題を解消するものです。

 

まずストレージを構成するRAIDはハードではなくソフトRAIDですのでコストが安くなります。またハードウエアがより少なくなるので障害ポイントが減り壊れにくくなります。ソフトRAIDで性能は大丈夫かと思われるかもしれませんが、先に述べたとおり規則性のある書き込みで使われるというのがすでに分かっていますのでそのパターンに特化したチューニングが施され、そのパターンの書き込みに関してはハードウエアRAIDの通常製品に比べても遜色はありません。温度、湿度、振動については多少通常の製品よりマージンはあるものの気を付けていただく必要がありますが、ほこりは防塵ベゼルなどをご用意することが可能です。VessAシリーズはWindows及びLinuxOSを搭載し現在お使いのVMSを導入いただけます。また容量拡張用にVessRシリーズもご用意しています。

 

ストレージの構成としては下記の通りです。

 

(例1)

ストレージ構成(例1)
 

(例2)

ストレージ構成(例2)
 

(例3)

ストレージ構成(例3)
 

(2015年12月掲載)