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株式会社フジテレビジョンお客様への導入事例をご紹介します。

開局50周年記念ドラマとして2009年10月から2クール毎週木曜よる10時から放送中の「不毛地帯」のCG制作環境にて当社Ultimateシリーズが採用されました。

レンダーファームに16台のハイパフォーマンスのブレードワークステーションを利用する過酷な環境を支えるストレージシステムとしてCGプロジェクトに貢献しております。

 

山崎 豊子原作のこのドラマは、太平洋戦争終戦後、11年もの長きにわたるシベリア抑留という過酷な経験を経て、帰国後、総合商社に入社した男が、戦後の荒廃から社会が立ち直ろうとする激動の時代を背景に、再びビジネスという“戦場”に身を投じ、戦争体験という過去との葛藤を抱えながら、世界を相手に戦う様を描いた物語。

そのダイナミックな時代背景と、ワールドワイドに展開されるストーリーは、CG無しでは表現することが不可能で、また空虚なシーンではCGシーンを多用するがゆえに、時代感、温度を視聴者に届けることが難しく、当ドラマのCGの出来がいままでの作品に比べいかに素晴らしいかをご覧になられた方ならば簡単にご理解いただけると思います。

 

(C)フジテレビジョン
(C)フジテレビジョン

 

VFXスーパーバイザー 冨士川 祐輔様

今回の作品の時代背景が終戦から戦後、そして高度経済成長の日本を軸に、アメリカ・中東アジア・ロシアと時間と空間の壮大なスケールがこの作品の魅力のひとつです。

さまざまなシーンを舞台にストーリーは展開するが、現在の世界にそのような風景はすでに存在していません。

物語上は必要でもすでにそこに無いもの、逆にあってはいけないもの、撮影不可能なもの、困難な世界を醸し出す手段がCGです。

 

主人公とともに描く30年の歳月を表現するのに必要な時代感は、低層から高層に移り変わるビルの景色、レトロな看板、街灯、路面電車など膨大な取材資料に基づいて、CGで表現することで初めて映像として作り出すことができます。

CG制作に関わる多くの時間がコンピュータディスプレイの前とお考えかもしれませんが、資料集めに図書館や博物館、写真資料、かろうじて残る古い建物や町並みのロケハン等、足を使った取材がCG制作のベースとなっています。

 

この作品は主人公が時代も世界も渡り歩くドラマなのでオープンセットを建てる費用対効果が高くありません。その上ロケに行ってもそうそう撮影に適したものがあるわけでもありません。

ビルの内部で撮影をすれば、当たり前のように設置されている監視カメラを消す作業があり、横断歩道の白線すらその当時とは違う形をしています。 

とはいえ、調べた資料に忠実にすることでかえって時代感をそこなうこともあります。 ただ、その辺のことすべてをひっくるめてこの「不毛地帯」の世界をつくることがCG制作側の面白みでもあり見せ所でもあります。

 

小説がもつスピード感と世界を描くには、今まで経験した事がない程のCGが必要であると判断され、毎週のオンエアに間に合わせるための制作環境の構築が必須でした。

CG制作にあたるデザイナーがストレスを感じることなく作業に専念できる高性能で安定したワークステーションが必要であること、そしてレンダリングにかかる時間を最大限削減できるレンダーファームを構築する事が必須である、という答えがでました。

 

(C)フジテレビジョン
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(C)フジテレビジョン
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システムエンジニア 遠山 健太郎様

(C)フジテレビジョン
 

正直、ストレージについてはある程度のパフォーマンスと信頼性があればどこの製品でも構いませんでした。

どこの製品でも構わないというのは選択肢が広範囲になり、選定者としては非常に悩ましいことなのです。

 

ニューテックの製品はかつてのConfidenceシリーズから採用経験があり、今回導入した製品についても実はすでに別システムで利用している実績があったので、その信頼性とパフォーマンスについては充分に吟味されたものでしたので他を選択する必要がありませんでした。

 

当プロジェクト用に導入して約半年経過しますが、まったく問題なく高度なレンダーファームを支えてくれております。

CGや編集、映像データの取り扱いは今後ますますファイル化が進み、ストレージを利用する機会が多くなるというよりは無くてはならないものです。

今後もニューテックにはユニークでコストパフォーマンスの高い製品を作り続けてほしいです。

 

導入事例について

現在ドラマも中盤を向かえますますその利用範囲は広がっていくようです。
当社としても今後もお客様のご期待にお答えできる製品を提供し続けます。

 

(2010/4/26)