iX(イクス) サポート情報
推奨するボンディングモードについて
■概要
ニューテックで推奨するNICのボンディング(複数のNICを束ねて仮想的なNICとして利用する機能)のモードについて
■対象のiXバージョン
V6.0 ALL
V7.0 ALL
■内容
iXでは、下記の図のように、ボンディングを構成できるモードは7種類存在します。 ニューテックでは、デメリットの少ない[802.3ad(リンクアグリゲーション/LACP)]のモードのご利用を推奨しております。なお、このモードを設定するには、OSだけでなく、ネットワークスイッチの設定も必要となるため、スイッチ側でLACPのプロトコルに対応している必要があります。
モード | スイッチの設定 | 特徴 |
---|---|---|
balance-rr | 〇 | ラウンドロビン方式で送信のみ負荷分散 |
active-backup | × | 1つのアクティブなNICで送受信を行い、他はスタンバイ状態となる。アクティブのNIC障害時は他のスタンバイのNICに切り替えて送受信を行う |
balance-xor | 〇 | 送信元と先のmac-addressを基に算出して負荷分散する |
broadcast | - | 全てのNICからパケットを送信する |
802.3ad | 〇 | IEEE802.3ad(LACP)を使用して、動的にリンクを形成する |
balance-tlb | × | NICの負荷に応じて送信するNICを変更し負荷分散する |
balance-alb | × | NIC負荷に応じてNICを変更し、送信と受信の両方を負荷分散する |
(参考図:iX NICのボンディング構成画面)
記載日:2020/02/04