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Arcserve RHA 技術情報

NAKB000070:導入後のマスタ、レプリカのIPアドレスを変更する場合について

■概要

Arcserve RHAを導入後、マスタ、レプリカのIPアドレスを変更する場合の対処方法について記述します。

※本設定はサーバの再起動は必要ありません。
※対象機器が関連するレプリケーションのシナリオは、すべて停止する必要があります。

■対象製品

Arcserve Replication r16.5
Arcserve Replication r18.0

■内容

参考)
(変更前)
マスタ/IPアドレス:172.16.91.4
レプリカ/IPアドレス:172.16.91.5

(変更後)
マスタ/IPアドレス:172.16.91.3
レプリカ/IPアドレス:172.16.91.6

【IPアドレス設定変更】
1. IPアドレスを変更する前に、動作しているシナリオはすべて停止します。

2. 対象のシナリオがすべて停止していることを確認します。

3. マスタのIPアドレスを変更します。

4. 続いて、レプリカのIPアドレスを変更します。

5.Arcserve RHAのマネージャに戻り、対象シナリオのホスト個所がIPアドレスの場合は、マスタ、レプリカ共に変更を行います。
※ホストの個所がコンピュータ名(ホスト名)の場合は手順6に進む。

IPアドレスの個所をダブルクリックすることで変更できるようになります。

6. マスタのプロパティ→管理IPアドレス/レプリケーションIPアドレスを変更します。

7. レプリカのプロパティ→管理IPアドレス/レプリケーションIPアドレスを変更します。

8. 対象シナリオが複数存在する場合、すべてシナリオビューのIPとマスタ、レプリカのプロパティの管理IP、レプリケーションIPアドレスを変更して下さい。

9. 最後にマネージャのメニュー シナリオ→すべて保存を行います。

10. マスタとレプリカの両方のArcserve RHAエンジン サービスを再起動します。

11. Arcserve RHAのコントロールサービスも再起動を行います。

12.停止させていたシナリオをそれぞれ実行していきます。

※シナリオ停止中にファイル更新がない場合は、同期はスキップしても問題ありません。

13. 変更後のIPアドレスで正しくレプリケーションが動作していることを確認して下さい。

記載日:2021/07/07