NTC Newtechデータで未来をつなぐ

Arcserve RHA 技術情報

NAKB000049:同期中のI/O制限について

■概要

Arcserve Replication/High Availability(RHA)において、同期中のマスタ側(複製元)のI/Oを軽減する方法について記述しています。

■対象製品

Arcserve Replication/High Availability r16.5
Arcserve Replication/High Availability 18.0

■内容

同期処理では、マスタ(複製元)側のボリュームに対して、読み込みのI/O負荷がかかります。そのため、同期処理を実施しながらファイルサーバーの利用には、ユーザーのアクセスに影響を与える可能性があるため、ご利用中は同期処理のI/Oを制限することで改善が見込める場合があります。

※同期中のI/O制限は、シナリオ動作中でも設定、変更が可能です。

※同期中のI/O制限は、ブロックレベル同期、ファイルレベル同期どちらでも有効です。

(参考図:Windows パフォーマンス モニター)
モデル:CloudyⅢ 2U 12bay
OS:Windows Storage Server 2016
RAIDレベル:RAID6
ネットワーク:1G(標準)

下記の図は、マスタ(複製元)のDドライブのデータをレプリカ(複製先)に対して、同期処理を実施した際の読み込み時のパフォーマンス状況を示しています。

(最大 読み込み速度:118,754,585 bytes(約118MB) / 1秒間)

※同期処理を実施すると、読み込みのパフォーマンスがネットワークの帯域分、上昇することが確認できます。従いまして、運用時しながらの同期処理は、共有アクセスの読み込みに影響を与えることになります。

【同期中のI/O制限 設定手順】
1. Arcserve RHAのマネージャにログインします。

2. 同期処理のI/Oを制限したい対象シナリオのマスタをクリックします。

3. 右側のペインより、プロパティタブを選択→レプリケーション→同期中のI/O制限の項目が表示されます。

4. 同期中のI/O制限の値の欄をクリックします。(デフォルト:制限なし)

5. 同期中のI/O制限のスケジュール設定が開きます。

6. 制限したい曜日の時間帯を選択します。

7. 対象の曜日の時間帯を選択した状態で、下部の数値(kbps)をクリックすることで、対象の時間帯に数値が入力されます。

8. [OK]ボタンを押すと、設定が反映され、画面が閉じます。
数値の入力をやり直ししたい場合は、[リセット]を押して下さい。

9. 任意の速度を入力したい場合、空白の入力欄に数値を先に入れます。

10.右下の入力欄に数値が記入されている状態で、指定時間を選択すると数値が自動で入力されます。

11. 同期中のI/O制限の値には、設定した数値が表示されます。

12.設定の反映は、マネージャのメニューのシナリオ→[すべて保存]をクリックすることで、対象のシナリオにI/Oの制限が反映されます。

以上、同期中のI/O制限の設定は完了です。

(参考図)
①ファイルレベル同期中のI/Oを30720kbps (30Mb/s)

上記設定時、マスタ側の読み込み平均データ量は約30Mb/s付近で推移

②ブロックレベル同期 全日 9時~18時 40960kbps(40Mb/s)

上記設定時、マスタ側の読み込み平均データ量は約40Mb/s付近で推移

記載日:2020/11/26