Arcserve RHA 技術情報
NAKB000021:
レプリケーションができないパターンについて
■概要
本文書では、Arcserve Replication / High Availability シナリオ実行中にファイルの複製ができない事例について記載しています。
■対象製品
Arcserve Replication / High Availability r16.5
Arcserve Replication / High Availability 18.0
■内容
- ・クォータ設定がされており、使用率がクォータ制限ぎりぎりで運用している場合。
- ・SIS(Single Instance Storage : 単一インスタンス ストレージ)機能を使っているボリューム上のファイル。
- ・レプリケーションの処理時において、いずれかに問題が起きた場合(VSSが動いていない、RHAエンジンが動いていない、など)。
- ・サポートされる最大ファイル名長、 255 文字を超えていた場合。
- ・レプリカの空き容量が不足した場合、マスタ側でファイル送信ができず、シナリオが停止されます。
- ・同期実行時にVSSスナップショットがマウントできない場合、3回のリトライ後にシナリオは停止します。
- ・Windows OSが正常にハンドリングできないパス長やファイル名長のファイル。
- ・ファイルの破損などの理由により、マスタのWindows OS上で正常に操作できないファイルや、ウイルス スキャンにより退避や排他制御されているファイル等。
- ・ファイルがEFS の暗号化属性の場合。
記載日:2020/02/26