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Arcserve RHA 技術情報

NAKB000009:
レプリケーションの圧縮転送の設定、確認方法

■概要

レプリケーション時に転送対象のデータを圧縮してレプリカに転送する方法

■詳細

利用いただいているレプリケーション用のネットワーク回線において、少しでもレプリカへの転送データ量を減らしたい。そんな場合に有効な機能です。 この圧縮機能は、マスタ側(元)で圧縮を行い、圧縮された状態でデータが転送されます。 転送後、レプリカ側(複製先)のデータは、圧縮が自動で解除され、元のデータとして保存されます。 そのため、データの圧縮、解凍を手動で行う必要はありません。

※本機能はマスタ側で圧縮を行うため、CPUの負荷が上がる場合があります。
※圧縮機能はZIPの標準圧縮と同じ程度の機能となります。
※圧縮機能は圧縮率、圧縮方法など細かな設定を行うことが出来ません。
※圧縮の時間はファイル数、ファイルサイズなどにもよりますが、ほぼリアルタイムによる転送が行えます。
※本設定を行う場合、シナリオは停止している必要があります。

※すでに圧縮されているファイル(.zip、.rar、.gz、.jpeg など)、およびサイズが 512 バイト未満のファイルは圧縮されません。


■操作手順

1.Arcserve RHAマネージャにログインします。 ※対象のシナリオは停止中であることを確認して下さい。

2.シナリオ - マスタの機器を選択し、右側のペインより、プロパティ ⇒ レプリケーションを展開します。

3.転送時にデータを圧縮の項目が表示されます。右の値のプルダウンより、「オフ」⇒「オン」を選択します。
(デフォルト値:オフ)

4.転送時にデータを圧縮が「オン」になっていることを確認して下さい。
上記メニューのシナリオ ⇒ 保存 をクリックして設定完了です。

5.次に、実際に転送されるデータが圧縮されて転送されているか確認を行います。
停止しているシナリオを再開させ、実際にデータを転送させてみます。


マスタの統計情報
マスタ:Dドライブ / 1.26GB(1260MB)のファイルを配置させました。


Arcserve RHAのマネージャのマスタ - 統計情報
レプリカに転送されたデータ量:733MB

6.レプリカのサイズを確認します。
レプリカのDドライブはマスタと同じサイズ、フォルダ数となっています。

7.圧縮転送時のCPUの負荷率を確認します。
下記図は、アイドル時の負荷のない状態。
※検証環境:CloudyⅢ 2U 1CPU E5-2620 v4 / Windows Server 2016

8.マスタにファイルを配置させ、書き込みのI/Oがない状態から、4GB程度のデータをレプリケーションしてみました。
レプリカへの転送率100%になるまでの間、マスタのCPU負荷は3~5%程度の上昇となりました。
以上の結果より、圧縮転送を利用しても、負荷はほとんど上昇しないことが確認できます。