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DDSテープバックアップ装置のトラブル予防お客様へのバックアップ関連コラムをご紹介します。

本ページに記載された技術情報は記事が出稿された時期に応じて推奨システムに対する考え方や実現方法が書かれています。
したがって、最新技術でのシステム構築を前提とし、この情報を利用する場合、その記事が時代に沿わない内容となる事もありますので予めご了承ください。

 

やはりクリーニングは重要です

DDSの障害は、やはりヘッドクリーニング不足によるものが大半を占めます。

近年のDDSドライブはクリーニング機構の内蔵で、クリーニング作業が大幅に軽減されていますが、磁性紛を採用しているDDSテープ(茶色いテープ)は2000PASSを超えると徐々に磁性紛の接着力が落ちてきてヘッドに付着します。一度のバックアップはプログラムによるサーチ機能やエラーリトライが加わりますから3~6PASSと考えると、バックアップが一日一回としてもテープ寿命は6ヶ月~1年となります。

また、ニューテックの扱っているDDSは、スーパーヘッドクリーニング機構を内蔵していますが、テープ走行の累積時間が24時間を超えるとクリーニングをリクエストするよう設計されています。(STATUS LEDが点滅しクリーニングをリクエストします。)

 

クリーニングのやり過ぎでトラブルはないのか?

クリーニングテープはヘッドを研磨するほどの硬さがないので、やり過ぎの心配はありません。但し、クリーニングテープは使い捨てタイプなので無意味にやり過ぎても無駄使いになります。また、お客様への障害サポートで「クリーニングを行いましたか」との問いに対し「毎日しています」と答えを頂いても、実は使い切ったクリーニングテープを毎日使っていたという例が多くあります。

 

使い切ったクリーニングテープの見分け方

DDS2およびDDS3ドライブ

● 「正しくクリーニングされている場合」

「TAPE」LEDが点灯し、「BUSY」LEDが点滅した後、テープが自動的に排出されます。

 

● 「使い切ったテープを挿入した場合」

「TAPE」LEDが点灯し、「STATUS」LEDが点滅した後、テープが自動的に排出されます。

 

NT8.0DATシリーズ(ARCHIVE製ドライブ搭載品)

● 「正しくクリーニングされている場合」

「TAPE」LEDと「BUSY」LEDが点灯し、テープが自動的に排出されます。

 

● 「使用済テープを挿入した場合」

「TAPE」LEDと「BUSY」LEDが点灯した後、「BUSY LED」が消え、「BUSY」LEDが点滅した状態になり、EJECTボタンを押すまで、テープが排出されません。

テープ正面の窓から残量を目視する事はできますが、ドライブのクリーニング動作で確認した方が確実です。

 

数日使わなかったDDSドライブはクリーニング

DDSドライブは使わない時でも、電源が入っていれば内部ファンによって微量の空気流がホコリをドライブ内に持ちこみます。数日使わなければ、それだけ多くホコリがヘッドに付着するので、使う前には必ずクリーニングを行う様に心がける様お願いします。

 

データーエラーが出るほどクリーニングを行わなかった時

通常のクリーニングリクエストは、エラーが出なくても要求される通常のメンテナンスと考えてください。しかし、データーエラーが出るほどクリーニングを怠ってしまった場合は、通常のクリーニング動作ではヘッドの汚れを十分に落とす事ができません。この場合は、クリーニングを5~10回ほど繰り返すと回復しますが、それでもエラーを起こす場合には修理が必要になります。

 

テープをドライブに入れたままにして問題はないか

最近はバックアップをスケジュールに合わせて自動的に行うために、テープをドライブへ入れたままにしておくことが多いと思います。弊社の扱っているDDSドライブはテープを入れたままでも、走行していなければテープへのテンションを緩め、テープの傷みを抑えています。しかし、長期に渡ってテープを入れたままにしておくと、ドライブ内の空気流がその部分にホコリをつけてしまい、結果的にヘッドを汚してしまいます。スケジュールバックアップでテープを入れたままにする場合は、数本のテープを週単位に入れ替えて使い、その交換時にヘッドクリーニングしておくとトラブルを少なく抑えることができます。

 

古いテープの使用

これはパッケージを開けずに適性環境で保存されていた場合にはテープ自体の劣化はありません。しかし、DDSテープも日々改良が行われ、新型のテープはそれだけに高性能化しています。新しく使い始めるテープはなるべく新型のものをお奨めいたします。

また、DDS2よりもDDS3テープの方がより特性が向上し、磁性紛も出しにくい品質となっているため、なるべくそのドライブがサポートする、より新型のテープを使用することがベストな選択といえます。

 

テープの使用温度

DDSはヘリカルスキャン方式と呼ばれ、高速回転するヘッドがテープ上を摺動します
このため、テープからもある程度の熱を発生するため、使用環境の雰囲気温度は45℃とされています。(もちろん、ドライブ内部の温度ですから、ユニットの設置環境は35℃以下に保つ必要があります。)

 

(1997年11月掲載)