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ニューテック、大好評のCloudy NASシリーズに新モデル(Cloudy NAS/GLS)を追加 - スケールアウト型大容量NASを4月より出荷開始 -

2017月2月1日

株式会社ニューテック(本社:東京都港区、代表取締役社長:柳瀬 博文、JASDAQ:6734)は、Cloudy NASシリーズにスケールアウト型モデル、Cloudy NAS/GLSをラインナップに加え3月1日より受注開始、4月1日より出荷開始します。

 

Cloudy NAS/GLSは、現行のCloudyシリーズのハードウェアにレッドハット社のRed Hat Gluster Storageを搭載したスケールアウト型のNAS製品です。Cloudy NAS/GLSは、3ノード単位のDispersedボリュームをErasure Codingで冗長化したものを基本構成とします。これにより最小3ノードから、追加も同じく3ノード単位になりますが、容量効率が良く、容易に容量拡張が可能で、単一障害点のない冗長性を備える構成になります。
ペタバイトクラスの容量が必要で、時間とともにさらに容量増加が予想され、それを単一ストレージ空間で管理したいというご要望にお応えします。

現行のCloudyシリーズは、搭載OSがWindows Storage Server 2012 R2及びLinuxベースのiX(イクス)の2種で、どちらもスケールアップ型のNASストレージです。スケールアップ型ストレージでは、ストレージコントローラはそのまま、ディスクを追加していくことで容量を拡張していくため、比較的安価に容量拡張できます。しかしながら、容量拡張しても読み書き性能が向上するわけではないので、性能要求を満足させるため、またハードウェアやOSの仕様により拡張できる容量に限界があるなどして、別システムとして同様のストレージを導入しなければならないことが多々あります。別システムとなると、データの保存場所も別になってしまい、運用やデータ管理が複雑になるというデメリットがあります。

 

一方でスケールアウト型ストレージは、クラスタ化されたノードを追加することにより容量を拡張します。各ノードには、必ずストレージコントローラが搭載されているため、容量増加に伴い、読み書き性能が劣化することはありません。データは分散ファイルシステムを通じて管理するため、データの実際の物理的位置を意識する必要はなく、単一ストレージ空間にデータが保存され、運用やデータ管理が簡単になります。また、従来のストレージの場合、径年劣化によるハードウェア入れ替えのタイミングでデータ移行が必要になりますが、Cloudy NAS/GLSは順次ノードを入れ替えることにより、将来に亘り同一の構成でご使用いただくことが可能です。

 

Cloudy NAS/GLSのエンジンは、レッドハット社のRed Hat Gluster StorageでCIFS、NFSプロトコルに対応しておりますので、今までのCloudyシリーズと同様にお使いいただけます。ハードウェアの基本ラインナップは、現行のCloudyシリーズの4Uサイズ、2Uサイズとし、OS (Red Hat Enterprise Linux)をミラーリングしたSSDに導入することで、ノードの冗長性を高めます。標準構成で、ノード間インターフェースは当社がこれまで販売してきたメラノックス社の40Gbイーサネットを採用し、バックエンド通信の高速化を図ります。フロントエンドのネットワークの標準は1/10Gbイーサネットですが、ご要望により全体のネットワークをInfiniBandや100Gイーサネットなどにも対応することが可能です。
また、ハードウェアだけではなく、OS(Red Hat Enterprise Linux)やRed Hat Gluster Storageに関するサポートサービスもレッドハット社と連携し、国内のお客様にご満足いただけるレベルでご提供してまいります。オンサイトの保守やHDD返却不要オプションサービスなどもCloudyシリーズと同様にご提供します。

 

ニューテックでは、Cloudy NAS/GLSを企業の研究、開発部門や大学、研究機関のファイルサーバやリッチコンテンツ向けのアーカイブ、配信用ストレージなど、ストレージ容量が無尽蔵に増加し、都度容量拡張を求めているお客様向けに提案してまいります。初年度10セットの販売を計画しています。

 

また、3月15日(水)にレッドハット社、メラノックス テクノロジーズ社との共催で、Cloudy NAS/GLSの発表会を開催します。当日は、レッドハット社、メラノックス テクノロジーズ社、ニューテックの3社による講演と懇親会を予定しています。
詳細が確定次第、お客様に開示いたします。なお、発表会において以下の構成(Dispersed)のCloudy NAS/GLS販売開始キャンペーンを実施します。(ユーザデータ容量:280TB。注)1KBを1,000バイトで換算。)

Cloudy NAS/GLS販売開始キャンペーン

構成品 型番 仕様 個数
ストレージノード NCDT4T35SAN4UGLS CloudyII 4U LC-GLS 4TBx35 3
バックエンドネットワークカード MCX312B-XCCT Mellanox製 ConnectX-3 NIC 3
バックエンドネットワークスイッチ SX1012 Mellanox製 Ethernetスイッチ 1
バックエンドネットワークケーブル MC3309130-003 Mellanox製 DACケーブル 3

 

今回の発表にあたり、各社よりコメントをいただいています。

 

メラノックス テクノロジーズ ジャパン株式会社は、ニューテック様のCloudy NASシリーズの新しいスケールアウト型モデル、Cloudy NAS/GLSのリリースを歓迎致します。ニューテック様におかれましては従来よりメラノックスのEthernet製品を幅広いストレージ製品群に積極的にバンドルして頂いておりましたが、日本では依然として10ギガビットEthernet接続が主流であり、メラノックスが強みをもつ40や100ギガビットEthernetを採用する高性能なストレージ製品がまだ少ないのが現状です。今回ニューテック様がリリースされるCloudy NAS/GLSでは、バックボーンに弊社40ギガビットEthernetを標準採用することで、性能を劣化することなく大容量のNASシステムを構成・拡張できることが大きな特長の一つになっております。
ニューテック様によるメラノックス製品の選定は、こうした世界的にも最先端であるスケールアウトストレージのトレンドに合致するものであり、日本国内における40ギガビットEthernet接続の拡大、ひいては低価格・高性能なスケールアウトストレージ時代の到来を加速するものであると確信しています。

 

メラノックス テクノロジーズ ジャパン株式会社 ジェネラルマネージャ 津村 英樹様

 

 

レッドハットはこの度のニューテック様スケールアウトNAS製品である、Cloudy NASシリーズの新モデルにRed Hat Gluster Storageが採用されたことを大変嬉しく思っております。Red Hat Gluster Storageは、柔軟性と拡張性を実現するオープンなソフトウェアデファインドストレージです。より短時間で容易にデプロイを可能としリニアに拡張するため、ビジネスの変化により迅速に対応することが可能です。また、大量のデータや非構造化データを容易にかつ安全に管理します。

 

レッドハット株式会社 プロダクト・ソリューション本部 本部長 岡下 浩明様

 

 

*メラノックス テクノロジーズ社について
メラノックス テクノロジーズ社は、サーバやストレージを対象にInfiniBandならびにEthernetのエンドトゥエンドインターコネクトソリューションを提供するリーディングカンパニーです。メラノックス社の製品により、最高のスループット、最小のレイテンシーが実現し、データセンターの効率性が向上します。また、アプリケーションにデータが高速に伝達されるため、システムのパフォーマンスを最大限向上させることができます。メラノックスは、アダプタ、スイッチ、ソフトウェア、ケーブル、シリコンといった高速インターコネクト製品を提供しており、これらの製品により、アプリケーションのパフォーマンスが向上し、HPC、データセンター、Web 2.0、クラウド、ストレージや金融といった様々な市場において業績を最大化する一翼を担っています。

 

記載されている会社名、製品名等は、各社の商標または登録商標です。
Red Hat、Shadowmanロゴ、Gluster Storageは、米国およびその他の国において登録されたRed Hat, Inc.の商標です。LINUXRは米国及びその他の国におけるLinus Torvaldsの登録商標です。
ニュースリリースの情報は、発表日時点のものです。その後、予告なしに変更されることがありますので、予めご了承ください。

 

お問い合わせ先:株式会社ニューテック
〒105-0013 東京都港区浜松町2-7-19 KDX浜松町ビル
TEL:03-5777-0852
E-mail:sales@newtech.co.jp
報道関係様:E-mail:ad@newtech.co.jp