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「バックアップ統合を実現したい」

企業で取り扱う情報には、ビジネスに欠かすことのできない貴重なデータが数多く存在します。万が一の障害に備えたバックアップの仕組みづくりは、情報システム部門の大きな役割の一つです。バックアップを必要としているデータの種類やその頻度に応じて、適切な製品を選んでいくことが必要となってきます。しかし、バックアップ作業は手間のかかる作業であることは、システム運用に携わる方ならよくご存知のはず。そこで、適切なバックアップに対する知識と、なるべく簡便にバックアップを統合的に行うことができる具体的な方法を見ていきます。

統合バックアップの必要性

バックアップは、万が一のデータ消失における復旧のために行われる作業です。ハードウェア障害はもちろんのこと、作業者のオペレーションミスに代表される人的被害やウイルス感染によるデータ消失、最近頻繁に発生している地震など天災による被害など、実にさまざまな要因から企業の情報資産を守ることが必要となっています。  そんな中、バックアップを行う範囲は、年々拡大傾向にあります。以前のようにデータベース内の情報やサーバ上で共有されているデータにとどまらず、クライアントPCの中にも失ってはならない貴重な情報が存在している状況です。最近では、顧客とやり取りされたメールの情報などもバックアップするべき情報の範囲に含まれることもあり、企業内で使われているあらゆるコンピュータから、バックアップするべきデータを選別して作業を行う必要があります。この場合、一台ずつバックアップを取る作業は現実的ではありません。バックアップする対象を明確にして、統合的にバックアップを実施できる環境を作り上げていくことが求められてきます。

統合バックアップのポイント

バックアップの統合にはいくつかのポイントがあります。バックアップ対象の容量や種類、システム上の配置(ネットワーク構成)、バックアップ時間、そして、データ復旧(リストア)の計画です。サーバ中心のシステム構成ですと犠牲になりやすいストレージ管理において大事なのはデータの継続性と保護です。
もっともシンプルな構成としてはサーバにダイレクトに接続されたバックアップ装置に対してのローカルバックアップです。しかし、個々のマシンにバックアップ装置、バックアップソフト、そして運用管理が必要となります。

バックアップにおける問題点

ネットワークを介したバックアップ統合

ネットワークを介したバックアップには、LANを経由したバックアップと、ストレージ専用のネットワークを構築するSAN環境で行うバックアップがあります。
LANを経由する場合、バックアップソフトウェアをインストールしたサーバを用意し、バックアップデータのあるホストに組み込まれたエージェントを利用して、自動的にバックアップデータを行います。また、SAN環境を構築してバックアップを行う場合は、ホスト側にFCのHBAを導入し、エージェント経由でSANストレージにバックアップを行います。LAN環境でもSAN環境でも、最終的には、SCSIやFCのIOを持ったバックアップ装置にデータを書き込むことで、バックアップ統合、集中管理を実現します。

ネットワークバックアップの構成図

バックアップ統合を行う際に注意しなければならない点がいくつかあります。特に考慮しなければならないのは、ネットワークのボトルネックです。データ量が増えてくると、バックアップにかかる時間が問題となります。LAN経由のバックアップに既存のインフラを利用した場合、業務データの帯域と共用することになるのでバックアップ時間がかかるだけでなく通常業務にも影響を及ぼします。ネットワークが100BASEの場合、その帯域は理論上、12.5Mbyte/sです。実行帯域はこれより低く、LANを流れるトラフィック量によって異なりますが70-80%くらい確保できれば良い方です。1000BASEの場合でもCPUの処理速度やPCIバスの総帯域が十分でなければその性能を十分に活かせません。回避策としては、1000BASEのネットワーク構築(CPUリソースやPCIバスの帯域を考慮したサーバが配置されていること)、SAN環境でのバックアップ統合、バックアップデバイスを分散配置して集中管理(データ量の多いマシンにバックアップデバイスをダイレクト接続してバックアップを実行し、その管理を集中させることでネットワーク負荷を軽減)、ディスク装置(ディスクtoディスク)へのバックアップなどがあります。その他にも、ファイルサイズが小さく、ファイル数が多い場合などは、ファイルのインデックス情報が増大することで、ファイルのリスト化に時間がかかります。また、ランダムアクセスが増え、その結果、バックアップ時間がかかるので、バックアップ統合を行う際にはきちんと計画立てて環境構築を行う必要があります。
一方、データコピーを行うレプリケーションのシステムでは、リストア作業がないため、迅速な障害復旧と簡便な作業のみでデータの継続性を維持します。しかし、正しいデータだけでなく誤ったデータも一緒に同期してしまう可能性があるため、データ保護の観点から、テープなどにバックアップを行うことが必要です。

効率的なシステム構築の製品選定

バックアップ運用には様々な要素が伴うため、そのシステム構築には幅広い知識と検討が必要です。レプリケーションやスナップショットといった技術もありますが、オペレーションミスや災害時のことも考慮に入れるとバックアップのもつ意義は企業活動にとって非常に重要で、導入に際しては、バックアップ対象のあらいだし、バックアップポリシーの策定が重要な鍵となります。 まずは、バックアップ統合の要となるソフトウェア製品の選定ですが、UNIXやLinux、Windowsなどが混在するヘテロジニアスな環境で使う場合には、マルチOSに対応したNetVaultが最適です。NetVault は、UNIXやLinux環境では標準的なバックアップソフトウェアとなっています。 次に必要となるのが、テープメディアに書き込むためのバックアップ装置です。最もシンプルなのはシングルテープ装置です。様々な方式のテープがありましたが、最近ではLTOが主流です。大きな容量で複数世代のデータ保存が必要な場合は、複数のテープスロットが装備されているオートローダやテープライブラリ装置などが必要となります。こちらも多くのテープ規格がラインナップされています。バックアップの並列処理やテープの複製には、テープドライブが複数台搭載されたライブラリ装置を選定することが必要です。この場合、バックアップシステムにマッチしたホストI/Fでの選定が必要となります。 バックアップはテープに対して行うのが基本ですが、特に静的メディアを保管する必要がない場合は、ニューテックの安価なディスクサブシステムを使用し、D2D(Disk to Disk)でバックアップを行う方法も多くなっています。バックアップやリストアの時間を短縮することで、より高速なバックアップが可能となります。また、最初にフルバックアップを、通常時は差分データのみでバックアップを行い、サーバ内でデータをマージさせる機能を持っているバックアップアクセラレータを活用することで、LAN環境でバックアップを行う場合でも負荷を最小限に抑えることができるようになります。さらにオフサイト保管用にテープ装置にデータを保管するD2D2T(Disk to Disk to Tape)の選定も増えています。もちろん、ストレージ用に専用ネットワークを構築するSANを活用すれば、より高速なバックアップ統合を実現させることもできます。さまざまな製品を組み合わせることで、自社に最適なバックアップ統合環境を構築していきましょう。

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